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Sixbar rockfish

有毒

Sebastiscus sexspinis

別名: イズカサゴ, 伊豆笠子

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説明

イズカサゴ(Sebastiscus sexspinis)は、カサゴ目フサカサゴ科に属する底生魚の一種です。その名の通り、体側に明瞭な6本の暗色横帯を持つことが特徴で、岩礁域に生息します。比較的小型のカサゴ類で、食用としても利用されます。

身体的特徴

体形
compressed
体色
体色は赤褐色から暗褐色で、体側に6本の明瞭な暗色横帯があります。これらの横帯は個体や生息環境によって濃淡が異なります。腹部はやや淡色です。
うろこのタイプ
ctenoid
口の位置
terminal
特徴的な部位
体側に6本の暗色横帯, 頭部に多数の棘と皮弁, 眼上棘が発達, 下顎に小孔列がない
背びれ
背鰭は12棘と12-13軟条からなり、棘条部は強く発達しています。
尾びれ
尾鰭は截形(まっすぐな形)で、後縁はわずかに湾入します。
胸びれ
胸鰭は大きく、18-20軟条からなります。下部の軟条はやや肥厚しています。
特徴的なひれ
臀鰭は3棘と5軟条からなり、第2棘が最も長く強靭です。腹鰭は1棘5軟条です。

識別のコツ

体側の横帯

体側に現れる6本の暗色横帯は、本種を識別する最も重要な特徴です。他のカサゴ類にはこれほど明瞭な横帯を持つ種は少ないです。

頭部の棘と皮弁

頭部には眼上棘、鼻棘、前鰓蓋骨棘など多数の鋭い棘があり、さらに皮弁が発達しています。これらの特徴はカサゴ科魚類に共通しますが、本種では特に顕著です。

下顎の小孔列

本種は下顎に小孔列を持たない点で、近縁種であるカサゴ(Sebastiscus marmoratus)と区別できます。カサゴには明瞭な小孔列が存在します。

生息地

水質タイプ
saltwater
生息水深
水深10mから100m程度の岩礁域や砂礫底
環境
主に沿岸の岩礁域や、岩が点在する砂礫底に生息します。岩の隙間や陰に潜むことを好みます。
分布域
日本列島の太平洋側では千葉県以南、日本海側では新潟県以南、東シナ海、南シナ海に分布します。朝鮮半島南部や台湾、中国沿岸にも生息します。

アクアリウム情報

  • 飼育難易度: intermediate
  • 性格: territorial
  • 食性: carnivore
  • 最小水槽サイズ: 150L
  • 水温: 18-24°C
  • pH値: 8.1-8.4
  • 硬度: 8-12 dKH
  • 混泳の相性: 同種や小型魚との混泳は避けるべきです。単独飼育か、同程度の大きさで攻撃性の低い底生魚との混泳が可能です。
  • 特別な注意点: 隠れ家となる岩やサンゴの配置が必要です。底砂は細かいものよりも、岩の隙間を好むため、ライブロックなどを多めに配置すると良いでしょう。肉食性のため、生餌や冷凍餌を主体とした給餌が必要です。

野生での情報

  • 保全状況: least concern
  • 旬の時期: 年間を通して漁獲されますが、特に冬から春にかけてが旬とされ、身が締まり脂が乗ります。
  • 市場価格: 中程度
  • 商業的重要性: medium
  • 味: 淡白で上品な白身
  • 食感: しっかりとした身質
  • 調理法: 刺身, 煮付け, 唐揚げ, 塩焼き, 味噌汁
  • 栄養価: 高タンパク質、低脂肪で、ビタミンDやタウリンを豊富に含みます。

重要な事実

名前の由来interesting

和名の「イズカサゴ」は、伊豆半島で多く漁獲されたことに由来すると言われています。

擬態の達人behavior

体色や斑紋を周囲の岩礁に合わせることで、優れた擬態能力を発揮し、捕食者から身を守り、獲物を待ち伏せします。

卵胎生behavior

カサゴ科の魚類は卵胎生であり、メスは体内で卵を孵化させ、稚魚を産み出します。イズカサゴも同様の繁殖形態をとります。

安全情報

有毒
  • 安全レベル: venomous
  • 有毒: はい
  • 食用性: edible
  • 取り扱いに関する注意: イズカサゴの背鰭、臀鰭、腹鰭の棘には毒腺があり、刺されると激しい痛みが生じます。釣り上げた際や調理の際には、厚手のグローブを着用するなどして、棘に触れないよう十分に注意が必要です。もし刺された場合は、患部を40-50℃の熱湯に浸すことで毒の活性を弱めることができますが、症状が重い場合は速やかに医療機関を受診してください。

類似種

カサゴ

Sebastiscus marmoratus

カサゴは体側の横帯が不明瞭で、体色もより複雑な斑紋を持つことが多いです。また、下顎に明瞭な小孔列が存在する点でイズカサゴと区別できます。

ウッカリカサゴ

Sebastiscus tertius

ウッカリカサゴはイズカサゴに似ていますが、体側の横帯がより不明瞭で、体高がやや高い傾向があります。また、眼下骨に棘が少ない点で区別されることがあります。

学名分類

界
動物界
門
脊索動物門
綱
条鰭綱
目
カサゴ目
科
フサカサゴ科
属
カサゴ属
種
イズカサゴ

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