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アプリを開く説明
キダイ(Dentex hypselosomus)は、スズキ目タイ科に属する魚類で、日本近海を含む東アジアの温帯域に広く分布する。体色は全体的に淡いピンク色を帯び、特に腹部は銀白色。体側には不明瞭な黄色の縦帯が見られることがある。眼は比較的大きく、口はやや斜め上を向く。タイ科魚類の中では比較的小型で、最大でも40cm程度に成長する。食用魚として非常に価値が高く、特に西日本で「レンコダイ」として親しまれている。
身体的特徴
- 体形
- compressed
- 体色
- 体色は全体的に淡いピンク色を帯び、腹部は銀白色。体側には不明瞭な黄色の縦帯が数本走ることがある。各鰭は淡い黄色を帯びる。
- うろこのタイプ
- ctenoid
- 口の位置
- terminal
- 特徴的な部位
- 眼は比較的大きく、頭部に対してやや高い位置にある。, 口はやや斜め上を向き、上下顎には鋭い犬歯状の歯が並ぶ。, 側線は緩やかに湾曲している。, 尾鰭の後縁はわずかに湾入する。
- 背びれ
- 棘条12本、軟条10-11本。棘条部は比較的長く、軟条部との間に深い切れ込みがある。
- 尾びれ
- 二叉型で、後縁はわずかに湾入する。
- 胸びれ
- 比較的長く、先端は眼の後縁を越える。
- 特徴的なひれ
- 腹鰭は胸鰭の直下に位置し、淡い黄色を帯びる。
識別のコツ
体色
全体的に淡いピンク色を帯び、腹部は銀白色。体側の不明瞭な黄色の縦帯が特徴。
眼の大きさ
頭部に対して比較的大きく、やや高い位置にある。
口の形状
やや斜め上を向き、上下顎に鋭い犬歯状の歯を持つ。
鰭の色
各鰭は淡い黄色を帯びる。
生息地
- 水質タイプ
- saltwater
- 生息水深
- 水深30mから200m程度の岩礁域や砂泥底に生息する。特に大陸棚縁辺部に多い。
- 環境
- 主に大陸棚や大陸斜面の上部に位置する岩礁域や砂泥底。群れで行動することが多く、底生生物や小魚を捕食する。
- 分布域
- 日本列島の太平洋側、日本海側、東シナ海、南シナ海、朝鮮半島、台湾近海に分布する。特に西日本に多く生息する。
アクアリウム情報
- 飼育難易度: expert
- 性格: semi-aggressive
- 食性: carnivore
- 最小水槽サイズ: 500L
- 水温: 18-24°C
- pH値: 8.1-8.4
- 硬度: 8-12 dKH
- 混泳の相性: 同種間では縄張り争いをする可能性があるため、十分なスペースと隠れ家が必要。他種との混泳は、サイズや性質を考慮し慎重に行うべき。
- 特別な注意点: 広々とした遊泳スペースと、底砂や岩礁などの隠れ家が必要。水質変化に敏感なため、安定した水質維持が不可欠。生餌や冷凍餌を好むが、人工飼料にも慣れさせることが可能。
野生での情報
- 保全状況: least concern
- 旬の時期: 年間を通して漁獲されるが、特に秋から冬にかけて脂が乗り、美味とされる。
- 市場価格: 中〜高価格帯
- 商業的重要性: high
- 味: 上品な白身で、クセがなく淡白ながらも旨味が強い。
- 食感: 身は柔らかく、しっとりとしている。
- 調理法: 塩焼き, 煮付け, 刺身, 蒸し物, ポワレ
- 栄養価: 高タンパク質、低脂肪で、ビタミンB群やDHA、EPAを豊富に含む。
重要な事実
名前の由来interesting
「キダイ」の「キ」は、体色が黄色を帯びることに由来するとされる。また、西日本では「レンコダイ」と呼ばれることが多い。
雌雄同体behavior
キダイは雌性先熟の雌雄同体であり、成長の過程で性転換することが知られている。小型の個体はメスが多く、大型になるとオスに性転換する傾向がある。
高級魚interesting
マダイに比べて漁獲量が少ないため、市場では比較的高値で取引される高級魚の一つである。特に旬の時期は料亭などで重宝される。
深海からの使者interesting
主に水深30mから200mの深場に生息するため、釣りや底引き網漁で漁獲されることが多い。深海からの使者とも呼ばれる。
安全情報
安全- 安全レベル: safe
- 有毒: いいえ
- 食用性: edible
- 取り扱いに関する注意: タイ科魚類に共通して、背鰭や臀鰭の棘条は鋭利であるため、取り扱いには注意が必要。刺さると痛みを伴うことがある。
類似種
マダイ
Pagrus major
マダイは体色がより鮮やかな赤みを帯び、体側に青い小斑点がある。キダイは全体的に淡いピンク色で、青い斑点はない。また、キダイの方が眼が大きく、体高がやや低い傾向がある。
チダイ
Evynnis japonica
チダイは鰓蓋後縁が赤く縁取られる特徴があるが、キダイにはこの特徴がない。また、チダイは体高が高く、体色がより赤みが強い傾向がある。
ヒレコダイ
Dentex tumifrons
ヒレコダイはキダイに非常に似ているが、背鰭の棘条部がより高く、特に第3棘が伸長する傾向がある。また、体側の黄色縦帯がより明瞭な場合が多い。
学名分類
- 界
- 動物界
- 門
- 脊索動物門
- 綱
- 条鰭綱
- 目
- スズキ目
- 科
- タイ科
- 属
- Dentex
- 種
- Dentex hypselosomus