写真はありますか?Fishbyアプリで瞬時に魚を識別できます。
アプリを開く説明
アカシタビラメ(Cynoglossus joyneri)は、カレイ目ササウシノシタ科に属する底生魚の一種です。その名の通り、体色が赤みを帯びていることが特徴で、特に腹側は淡い色をしています。細長い舌のような体形をしており、両眼は体の右側に位置しています。主に砂泥底に生息し、小型の甲殻類や多毛類を捕食します。日本を含む東アジアの沿岸域に広く分布し、食用魚としても重要な種です。
身体的特徴
- 体形
- flat
- 体色
- 体表は赤褐色から暗褐色で、不規則な暗色の斑点が見られることがあります。腹側は淡い色をしています。鰭は体色と同系色で、縁がやや黒っぽいことがあります。
- うろこのタイプ
- ctenoid
- 口の位置
- inferior
- 特徴的な部位
- 細長い舌状の体形, 両眼が体の右側に位置する, 口は小さく、下位に開く, 側線は3本(眼側)
- 背びれ
- 背鰭は頭部から尾鰭まで連続し、約100-110軟条。棘条はありません。
- 尾びれ
- 尾鰭は背鰭および臀鰭と連続しており、独立していません。
- 胸びれ
- 胸鰭は非常に小さく、痕跡的であるか、または欠如しています。
- 特徴的なひれ
- 腹鰭は小さく、左右のものが癒合して1基を形成し、肛門の前に位置します。
識別のコツ
体色
赤みを帯びた体色と、腹側の淡い色が特徴です。
体形
細長い舌のような体形をしており、他のカレイ類とは容易に区別できます。
眼の位置
両眼が体の右側に寄っていることを確認します。
側線
眼側に3本の側線があることを確認します。これはササウシノシタ科の特徴です。
生息地
- 水質タイプ
- saltwater
- 生息水深
- 水深10mから100m程度の砂泥底
- 環境
- 沿岸域の砂泥底、大陸棚
- 分布域
- 日本(北海道南部以南)、朝鮮半島、中国沿岸、台湾、東シナ海
アクアリウム情報
- 飼育難易度: expert
- 性格: peaceful
- 食性: carnivore
- 最小水槽サイズ: 200L
- 水温: 18-24°C
- pH値: 7.8-8.4
- 硬度: 8-12 dKH
- 混泳の相性: 同種または他の底生性の温和な魚種との混泳が可能ですが、十分な底面積が必要です。
- 特別な注意点: 細かい砂底を好み、潜る習性があるため、底砂は厚めに敷く必要があります。また、隠れ家となる岩や流木も有効です。水質には敏感なため、定期的な水換えとろ過の強化が不可欠です。
野生での情報
- 保全状況: least concern
- 旬の時期: 旬は秋から冬にかけてで、この時期に脂が乗って美味しくなります。産卵期は春から夏にかけてです。
- 市場価格: 中〜高価格帯
- 商業的重要性: high
- 味: 淡白で上品な旨味
- 食感: きめ細かく柔らかい白身
- 調理法: ムニエル, ポワレ, 煮付け, 唐揚げ, 刺身(鮮度が良いもの)
- 栄養価: 高タンパク質、低脂肪で、ビタミンDやE、タウリンなどを豊富に含みます。
重要な事実
名前の由来interesting
「アカシタビラメ」の名前は、体色が赤みを帯びていることと、舌のような平たい体形に由来します。
擬態の達人behavior
砂泥底に体を潜らせて周囲の環境に擬態し、捕食者から身を守ったり、獲物を待ち伏せたりします。
目の移動evolution
稚魚の段階では両眼が体の左右にありますが、成長するにつれて片方の眼が頭部を移動し、最終的に両眼が体の右側に位置するようになります。これはカレイ目の魚に共通する特徴です。
安全情報
安全- 安全レベル: safe
- 有毒: いいえ
- 食用性: edible
- 取り扱いに関する注意: 特に危険な部位や毒性はありません。一般的な魚と同様に扱ってください。ただし、底生魚であるため、寄生虫がいる可能性も考慮し、生食の際は鮮度と処理に注意が必要です。
類似種
クロウシノシタ
Paraplagusia japonica
体色がより黒っぽく、体表に多数の皮弁(ひべん)がある点でアカシタビラメと区別できます。また、口の周りにもひげ状の突起が多く見られます。
イヌノシタ
Cynoglossus robustus
アカシタビラメよりも体高が高く、体色が全体的に灰色がかった褐色である点で区別されます。また、イヌノシタはアカシタビラメよりも大型になる傾向があります。
学名分類
- 界
- 動物界
- 門
- 脊索動物門
- 綱
- 条鰭綱
- 目
- カレイ目
- 科
- ササウシノシタ科
- 属
- Cynoglossus
- 種
- Cynoglossus joyneri