写真はありますか?Fishbyアプリで瞬時に魚を識別できます。
アプリを開く説明
シマドジョウ(Cobitis biwae)は、コイ目ドジョウ科シマドジョウ属に分類される淡水魚の一種です。日本固有種であり、特に琵琶湖・淀川水系を中心に生息しています。体側には明瞭な暗色斑紋が並び、その模様が「縞」のように見えることからこの和名が付けられました。底生性で、砂泥底に潜って生活する習性があります。環境の変化に比較的強く、日本の多くの河川や湖沼で見られますが、近年は生息地の減少や外来種の影響により、地域によっては個体数が減少傾向にあります。
身体的特徴
- 体形
- elongated
- 体色
- 体色は黄褐色から淡褐色で、体側には10-15個の暗色円形斑が縦一列に並びます。背部には不規則な暗色斑が散在し、尾鰭基部には明瞭な黒色斑が上下に2つあります。腹部は白色です。
- うろこのタイプ
- none
- 口の位置
- inferior
- 特徴的な部位
- 体側に並ぶ明瞭な暗色円形斑, 尾鰭基部の上下2つの黒色斑, 口ひげは3対(上顎に1対、吻端に2対), 眼の下に可動性の棘(眼下棘)を持つ
- 背びれ
- 1基、軟条7-8本
- 尾びれ
- 二叉型、上下に黒色斑を持つ
- 胸びれ
- 1対、比較的短い
- 特徴的なひれ
- 尾鰭はやや深く二叉し、上下両葉に黒色斑を持つことが特徴的です。
識別のコツ
体側の斑紋
体側に並ぶ円形の暗色斑の数と形状を確認します。Cobitis biwaeは通常10-15個の比較的大きな円形斑が特徴です。
尾鰭基部の斑紋
尾鰭の付け根に上下に2つ並ぶ黒色斑は、本種を識別する重要な特徴です。
口ひげの数
口ひげは3対(上顎に1対、吻端に2対)あることを確認します。
眼下棘
眼の下に可動性の棘があることを確認します。これはドジョウ科魚類に共通する特徴ですが、種の識別の補助となります。
生息地
- 水質タイプ
- freshwater
- 生息水深
- 主に浅い水域(数cmから数m)
- 環境
- 河川の中下流域、湖沼、用水路、ため池などの砂泥底や砂礫底。水生植物が豊富で、流れが緩やかな場所を好みます。水底に潜って生活するため、細かい底質が必須です。
- 分布域
- 日本固有種。本州、四国、九州に広く分布しますが、特に琵琶湖・淀川水系に多く生息しています。近年は生息地の改変や外来種の影響により、地域によっては減少傾向にあります。
アクアリウム情報
- 飼育難易度: beginner
- 性格: peaceful
- 食性: omnivore
- 最小水槽サイズ: 60cm水槽(約57リットル)
- 水温: 10-25°C
- pH値: 6.5-7.5
- 硬度: 軟水-中硬水
- 混泳の相性: 温和な小型魚との混泳に適しています。同種間でも問題ありません。
- 特別な注意点: 底砂は細かい砂利や砂を厚めに敷き、潜れる環境を整える必要があります。隠れ家となる流木や石、水草も配置すると良いでしょう。水流は穏やかに保ち、定期的な水換えで水質を維持することが重要です。
野生での情報
- 保全状況: least concern
- 旬の時期: 繁殖期は春から夏(4月~7月頃)。この時期は特に活発になります。
- 市場価格: 低
- 商業的重要性: low
- 味: 淡白で泥臭さが少ない
- 食感: 柔らかい
- 調理法: 唐揚げ, 甘露煮, 柳川鍋
- 栄養価: 高タンパク質、低脂肪。カルシウムやビタミンDも含まれる。
重要な事実
日本固有種interesting
シマドジョウ(Cobitis biwae)は日本にのみ生息する固有種であり、特に琵琶湖・淀川水系が主要な生息地です。
底生生活behavior
日中は砂泥底に潜って身を隠し、夜間や薄明薄暮時に活動する底生性の魚です。この習性により、捕食者から身を守ります。
環境指標生物interesting
比較的きれいな水質を好むため、生息地の環境悪化の指標となることがあります。しかし、ある程度の汚染にも耐えることができます。
眼下棘behavior
眼の下に可動性の鋭い棘(眼下棘)を持っており、捕食者から身を守る際に使用することがあります。取り扱い時には注意が必要です。
安全情報
安全- 安全レベル: safe
- 有毒: いいえ
- 食用性: edible
- 取り扱いに関する注意: 特に毒性や攻撃性はありません。素手で触れても問題ありませんが、眼下棘で怪我をしないよう注意が必要です。また、粘液で滑りやすいため、取り扱いには注意してください。
類似種
ヤマトシマドジョウ
Cobitis matsubarae
体側の斑紋がCobitis biwaeよりも小さく、数が多い傾向があります。また、尾鰭基部の黒色斑が不明瞭な場合が多いです。分布域も異なります。
オオシマドジョウ
Cobitis magnostriata
体側の斑紋がCobitis biwaeよりも大きく、数が少ない傾向があります。また、体高が高く、体型がよりがっしりしています。分布域も異なります。
ヒメドジョウ
Cobitis minamorii
体側の斑紋がCobitis biwaeよりも小さく、不規則な形状をしています。また、体全体がより細長く、小型です。尾鰭基部の斑紋も異なります。
学名分類
- 界
- 動物界
- 門
- 脊索動物門
- 綱
- 条鰭綱
- 目
- コイ目
- 科
- ドジョウ科
- 属
- シマドジョウ属
- 種
- Cobitis biwae