写真はありますか?Fishbyアプリで瞬時に魚を識別できます。
アプリを開く説明
ウォーキングキャットフィッシュ(Clarias batrachus)は、ナマズ目ヒレナマズ科に属する淡水魚です。その名の通り、陸上を「歩く」能力を持つことで知られています。これは、発達した補助呼吸器官(樹状器官)と、強靭な胸鰭の棘を利用して行われます。体は細長く、円筒形をしており、頭部は扁平です。体色は生息環境によって変異しますが、一般的には暗褐色から灰色で、腹部は淡色です。最大で50cmに達することもありますが、通常は30cm程度です。非常に丈夫で適応能力が高く、酸素の少ない水域や一時的な乾燥にも耐えることができます。雑食性で、小魚、昆虫、甲殻類、植物質など、様々なものを捕食します。原産地は東南アジアですが、観賞魚として導入されたり、養殖魚として利用されたりした結果、世界各地に外来種として定着し、生態系に影響を与えることがあります。
身体的特徴
- 体形
- eel-like
- 体色
- 暗褐色から灰色、腹部は淡色。生息環境により斑点や模様が見られることもある。
- うろこのタイプ
- none
- 口の位置
- terminal
- 特徴的な部位
- 発達した補助呼吸器官(樹状器官)を持つため、空気呼吸が可能, 陸上移動を可能にする強靭な胸鰭の棘, 4対の長い口ひげ(ひげ)
- 背びれ
- 非常に長く、尾鰭と連続しない
- 尾びれ
- 丸みを帯びた扇形
- 胸びれ
- 強靭な棘を持ち、陸上移動に利用される
- 特徴的なひれ
- 腹鰭は比較的小さい
識別のコツ
体形
細長く、円筒形。最大で50cmに達する。
口ひげ
上顎に2対、下顎に2対の計4対の長い口ひげを持つ。
背鰭と臀鰭
非常に長く、尾鰭とは分離している。
胸鰭
強靭な棘があり、陸上移動に利用される。
体色
一般的に暗褐色から灰色で、腹部は淡色。環境により変異する。
生息地
- 水質タイプ
- freshwater
- 生息水深
- 主に浅い水域
- 環境
- 池、沼、水路、湿地、氾濫原など、流れの緩やかな泥底の淡水域を好む。酸素の少ない環境にも適応できる。
- 分布域
- 南アジアおよび東南アジア原産(インド、スリランカ、バングラデシュ、ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンなど)。フロリダ州など世界各地に外来種として定着。
アクアリウム情報
- 飼育難易度: intermediate
- 性格: aggressive
- 食性: omnivore
- 最小水槽サイズ: 200L
- 水温: 20-28°C
- pH値: 6.0-8.0
- 硬度: 5-20 dGH
- 混泳の相性: 大型で攻撃的な種であり、単独飼育が推奨されます。混泳させる場合は、同程度の大きさで非常に丈夫な魚種に限られますが、それでも争いが生じる可能性があります。
- 特別な注意点: 陸上を移動する能力があるため、水槽には必ず蓋が必要です。また、隠れ家となる場所(流木や岩など)を多く提供し、底砂は細かい砂や砂利が良いでしょう。非常に大食漢であるため、強力なろ過システムが不可欠です。
野生での情報
- 保全状況: least concern
- 旬の時期: 特定の繁殖期はあるものの、通年捕獲される
- 市場価格: 地域やサイズにより異なるが、食用魚として比較的安価
- 商業的重要性: high
- 味: 淡白でクセが少ない
- 食感: しっかりとした白身
- 調理法: 揚げ物, 煮物, 焼き物, カレー
- 栄養価: 高タンパク質、低脂肪
重要な事実
陸上を歩く魚behavior
発達した補助呼吸器官(樹状器官)により空気呼吸が可能で、胸鰭の棘を使って陸上を移動し、水たまりから水たまりへと移動することができます。
驚異的な生命力amazing
酸素の少ない水域や一時的な乾燥にも耐えることができ、泥の中で数ヶ月間生き延びることも可能です。
外来種問題interesting
観賞魚や養殖魚として導入された地域で、在来種を捕食したり、生息地を奪ったりすることで、生態系に深刻な影響を与える外来種として問題視されています。
夜行性捕食者behavior
主に夜間に活動し、小魚、昆虫、甲殻類、両生類、さらには腐肉まで食べる雑食性の捕食者です。
安全情報
取り扱い注意- 安全レベル: caution
- 有毒: はい
- 食用性: edible
- 取り扱いに関する注意: 胸鰭の棘には毒腺があり、刺されると激しい痛みや腫れを引き起こすことがあります。取り扱いには厚手のグローブを使用するなど、十分な注意が必要です。また、陸上を移動する能力があるため、捕獲時や輸送時には脱走に注意してください。
類似種
アフリカンクララ
Clarias gariepinus
アフリカンクララはウォーキングキャットフィッシュよりも大型になり、頭部がより広く、体色が均一なことが多い。また、背鰭と臀鰭の条数や、頭部の骨板の形状に違いがある。
タイワンナマズ
Clarias fuscus
タイワンナマズはウォーキングキャットフィッシュに非常に似ているが、一般的に体色がより暗く、体側の斑点が不明瞭なことが多い。また、頭部の骨板の形状や、背鰭・臀鰭の条数にわずかな違いがある。
学名分類
- 界
- 動物界
- 門
- 脊索動物門
- 綱
- 条鰭綱
- 目
- ナマズ目
- 科
- ヒレナマズ科
- 属
- Clarias属
- 種
- Clarias batrachus