写真はありますか?Fishbyアプリで瞬時に魚を識別できます。
アプリを開く説明
セブンバンドバタフライフィッシュ(Chaetodon septentrionalis)は、スズキ目チョウチョウウオ科に属する海水魚の一種です。その名の通り、体側に7本の暗色の横帯を持つことが特徴で、特に幼魚期にはこの模様が明瞭です。成魚になると横帯はやや不明瞭になる傾向があります。比較的小型のチョウチョウウオで、岩礁域やサンゴ礁域に生息し、単独またはペアで行動することが多いです。主に底生無脊椎動物や藻類を摂食します。
身体的特徴
- 体形
- compressed
- 体色
- 体色は銀白色から淡黄色で、体側に7本の暗褐色の横帯が入ります。吻部はやや尖り、眼を通る黒い帯があります。背鰭、臀鰭、尾鰭は黄色みを帯びることが多いです。
- うろこのタイプ
- ctenoid
- 口の位置
- terminal
- 特徴的な部位
- 体側の7本の暗色横帯, 眼を通る黒い帯, 吻部の形状
- 背びれ
- 棘条13本、軟条20-22本
- 尾びれ
- 截形またはわずかに湾入
- 胸びれ
- 透明感のある黄色
- 特徴的なひれ
- 背鰭と臀鰭の後端は丸みを帯びる
識別のコツ
体側の横帯
体側に明瞭な7本の暗色横帯があることを確認します。特に幼魚では非常に鮮明です。
眼の帯
眼を横切る黒い帯の有無と形状を確認します。
吻部
吻部がやや尖っていることを確認します。
生息地
- 水質タイプ
- saltwater
- 生息水深
- 水深2mから20m程度
- 環境
- 岩礁域、サンゴ礁域、タイドプール、湾内の比較的穏やかな場所
- 分布域
- 西太平洋、特に日本(本州中部以南)、朝鮮半島南部、台湾、中国沿岸部に分布します。日本では房総半島以南の太平洋岸、日本海側では能登半島以南で見られます。
アクアリウム情報
- 飼育難易度: intermediate
- 性格: peaceful
- 食性: omnivore
- 最小水槽サイズ: 120L
- 水温: 24-28°C
- pH値: 8.1-8.4
- 硬度: 8-12 dKH
- 混泳の相性: 他の温和な魚種との混泳は可能ですが、同種間や近縁種との混泳は縄張り争いが生じる可能性があるため注意が必要です。サンゴを食害する可能性があるため、リーフタンクには不向きです。
- 特別な注意点: 十分な遊泳スペースと隠れ家となる岩組みが必要です。餌は人工飼料にも慣れますが、初期は冷凍飼料や活餌を与えることで餌付きやすくなります。水質変化に敏感なため、安定した水質維持が重要です。
野生での情報
- 保全状況: least concern
- 旬の時期: 特定の漁獲シーズンはありませんが、夏から秋にかけて幼魚が見られることが多いです。
- 市場価格: 中程度
- 商業的重要性: low
- 味: 淡白
- 食感: 柔らかい
- 調理法: 塩焼き, 煮付け, 唐揚げ
- 栄養価: 低脂肪で高タンパク質
重要な事実
和名の由来interesting
和名の「シチセン」は、体側に入る7本の横帯に由来します。
幼魚の生態behavior
幼魚はタイドプールなど浅い場所でよく見られ、成魚とは異なる環境を利用することがあります。
食性behavior
主に底生無脊椎動物(ゴカイ類、甲殻類など)や藻類を食べる雑食性です。水槽内では人工飼料にもよく餌付きます。
分布の北限interesting
チョウチョウウオ科の中では比較的温帯域にも生息し、日本においては本州中部まで分布する種です。
安全情報
安全- 安全レベル: safe
- 有毒: いいえ
- 食用性: edible
- 取り扱いに関する注意: 特に毒性や攻撃性はありません。観賞魚として扱う際は、一般的な魚の取り扱いに準じます。
類似種
トゲチョウチョウウオ
Chaetodon auriga
トゲチョウチョウウオは背鰭後方に黒い斑点があり、体側の模様が斜めに入ることで区別できます。セブンバンドバタフライフィッシュは体側に垂直に近い横帯が入ります。
フウライチョウチョウウオ
Chaetodon vagabundus
フウライチョウチョウウオは体側の模様が斜め格子状で、尾鰭に黒い帯がある点でセブンバンドバタフライフィッシュと異なります。
学名分類
- 界
- 動物界
- 門
- 脊索動物門
- 綱
- 条鰭綱
- 目
- スズキ目
- 科
- チョウチョウウオ科
- 属
- チョウチョウウオ属
- 種
- Chaetodon septentrionalis